錦織 準決勝棄権…左脚付け根に「かなりの痛み」

[ 2014年3月30日 05:30 ]

シングルス準決勝を棄権、記者会見する錦織

 テニスのソニー・オープンは28日、米フロリダ州マイアミで行われ、世界ランク21位の錦織圭(24=日清食品)は左脚付け根の痛みのため、同2位で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)との男子シングルス準決勝を棄権した。試合前の練習で痛みを感じ2時間前に決断。近日中に帰国して精密検査を受け、4月4日に開幕するデ杯ワールドグループ準々決勝(有明コロシアム)への出場の可否を決める。

 急きょ行われた会見では肩を落とした。「おとといの(フェデラーとの)試合でかなり痛みを感じ、きのうはほとんど動けなかった。できるだけのことはしたが、さすがに2日間では良くならなかった」。悔しさをにじませながらも、トップ10から2勝を挙げたことには「大舞台でいい選手に勝て、自信もついた。一番充実感のあった大会」と収穫を口にした。

 患部は2月のデルレービーチ・オープンの前の練習で痛めた古傷で「気持ちで押し切れる状況ではなかった」。デ杯準々決勝では不動のエースと期待されるが「(出られるか)まったく分からない。少しでも痛みがあれば難しいと思う」と慎重だった。

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2014年3月30日のニュース