鈴木明子　集大成の世界フィギュアへ「できる全て込める」

公式練習で調整する鈴木明子

フィギュアスケート女子代表会見

（3月25日）
　刻一刻と現役最後の時が近づく２８歳の鈴木は「この一瞬一瞬が大切なんだな」と感情的になることもあるという。集大成をかける舞台に向け「今できることの全てをスケートに込めたい」と並々ならぬ思いを語った。

　足の指を痛めながらソチ冬季五輪を戦い抜き、８位に入賞した。五輪では厳しく叱咤した長久保コーチから「あの時は代わってあげたいぐらいつらかった」と言われ、心を打たれたという。世界選手権に出るため、切開して治す選択肢をとらず「足は回復してきた。いい練習もできてきた」と自らを奮い立たせるように話した。