横審諮問わずか11分 鶴竜は「心技体ともに盤石」

[ 2014年3月25日 05:30 ]

横綱への推薦決定の知らせを受け、ホッとした表情の鶴竜

横綱審議委員会

 横審の諮問はわずか11分だった。鶴竜の横綱への推挙を満場一致で決めた内山委員長は「心技体ともに盤石ではないか」と話した。

 86年7月の名古屋場所後、北尾(のちの双羽黒)が優勝未経験で横綱に昇進。優勝しないまま不祥事で廃業し、平成に入ってから過去8度の昇進は2場所連続優勝が慣例だったが、鶴竜はそれを越える品格も材料となった。「かつてはハチャメチャな横綱もいた」と内山委員長。暴力問題で引退した朝青龍に引退勧告し、日馬富士に「張り手やけたぐり禁止」と注文をつけてきた横審も称賛の声が続き、高村正彦委員(自民党副総裁)は「日本人以上に日本人らしい力士」と評価した。

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2014年3月25日のニュース