高梨 W杯転戦から帰国「今後の競技人生に役立つと思う」

[ 2014年3月25日 10:27 ]

W杯総合優勝のトロフィーを披露する、ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅

 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が25日、個人総合2連覇したワールドカップ(W杯)転戦を終え、成田空港に帰国した。総合優勝のクリスタルトロフィーを披露し「いろいろ勉強できたシーズンだった。悔しい思いもしたが、今後の競技人生に役立つと思う」と晴れやかな笑みを浮かべた。

 4位に終わったソチ冬季五輪後も強さを発揮し、W杯18戦で15勝を挙げた。五輪後に80代後半の女性ファンから「高梨選手が頑張る姿を見ることで、生きることを頑張れる」との手紙が届いたそうで「ここで折れるわけにいかないと、気持ちを切り替えられた」と明かした。

 男子の葛西紀明(土屋ホーム)も同便で欧州から日本に戻った。五輪で個人、団体ともメダルを手にし、W杯では10季ぶりの優勝を果たした。41歳の大ベテランは「今までにないいい成績を残せた。大満足」とにこやかにシーズンを総括した。

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