井筒部屋で綱を作る準備「麻もみ」 横綱鶴竜27日誕生

[ 2014年3月25日 17:11 ]

若い衆による麻もみを見守る鶴竜

 大相撲の東大関鶴竜(28)=本名マンガラジャラブ・アナンダ、モンゴル出身、井筒部屋=の第71代横綱昇進が、26日に大阪市ボディメーカーコロシアムで開かれる日本相撲協会の夏場所番付編成会議と臨時理事会で正式に決まる。横綱伝達式の会場となる大阪市天王寺区の法岩寺へ使者が出向き、昇進を伝える。

 25日は同市西成区の井筒部屋宿舎で、鶴竜の所属する時津風一門の幕下以下の力士30人余りが、新しい綱を作るための準備となる「麻もみ」を行った。作業を見守った鶴竜は「だんだん実感が湧いてきた」と話した。27日に「綱打ち」と雲竜型の土俵入りの稽古があり、貴乃花親方(元横綱)が指導する。

 鶴竜は23日終了の春場所で初優勝。2場所連続の14勝1敗と好成績で、24日に横綱審議委員会が全会一致で横綱に推薦した。モンゴル出身で4人目、外国出身で6人目の横綱となる。

続きを表示

2014年3月25日のニュース