遼攻めて8位 マスターズへ次戦Vしかない

[ 2014年3月25日 05:30 ]

最終ラウンド、17番でバンカーショットを放つ石川遼

USPGAツアーアーノルド・パーマー招待最終日

(3月23日 米フロリダ州オーランド ベイヒルクラブ&ロッジ=7419ヤード、パー72)
 8位から出た石川遼(22=CASIO)は1アンダーの71にまとめ、通算8アンダーの280、首位と5打差の8位で今季3度目のベスト10入りを果たした。世界ランク50位以内によるマスターズの出場は厳しくなったが、苦手にしてきた大会で成長を示し米ツアー初優勝を予感させた。3位で出たマット・エブリー(30=米国)が70で回り、通算13アンダーでツアー初優勝を飾った。

 最終18番の2打目で同組のポールターが池に落とした直後だ。石川はPWでピンの根元を刺しバーディーを奪取。かつて憧れた人から「このプレーをしていれば活躍できる」と太鼓判を押されると「レベルが上の選手から声を掛けられるのはうれしい」とうなずいた。

 池の絡むホールに苦手意識があったが攻めることで克服した。左に池が広がる6番パー5は果敢に攻め2オン。グリーン手前に水路が横切る16番パー5も2打目で池を越え、はだしを水の中に入れた体勢から寄せてバーディー。「だいぶ池に慣れた」と成長を示した。

 開幕前の練習からショットもパットも好調で、練習場でできたことがコースでもできるようになり「技術的にも精神的にも充実している」。世界ランクでのマスターズ出場は厳しくなったが、唯一残された道である「勝利」を信じ、次戦に臨む。

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2014年3月25日のニュース