白鵬 遠藤、大砂嵐の名挙げ「いい意味で壁になっていきたい」

[ 2014年1月26日 18:21 ]

初場所で優勝し賜杯を手に支度部屋で笑顔を見せる白鵬。手前右は敢闘賞を受賞した遠藤

大相撲初場所千秋楽

(1月26日 両国国技館)
 横綱・白鵬が優勝決定戦で大関・鶴竜を下し、2場所ぶり28度目の優勝。結びの一番ではもろ差しを許して一気に寄り倒されたが、決定戦では危なげなく寄り切りで勝利。横綱の貫禄で大関の連勝を許さなかった。

 白鵬の初場所優勝は3年ぶり。大鵬、北の湖、千代の富士を超える史上初の全6場所全勝優勝達成は逃したが、「先場所は惜しくも優勝を逃したので、何が何でも賜杯がほしかった。うれしい」と喜びを口にした。春場所中の3月11日に29回目の誕生日を迎えるため、「28歳の最後の優勝が28回目で本当にうれしい」。「支えてくれる親方、ファンの皆さん、今日来た皆さんのおかげです」と周囲のサポートや声援に感謝した。

 若手の活躍が目立った今場所。白鵬も「前半で遠藤関や大砂嵐関が活躍していた」と20代前半の2力士の名を挙げた。11勝を挙げた遠藤とは来場所で対戦する可能性が濃厚になったが「そう簡単に上に行けないんだよという、いい意味で壁になっていきたい」と横綱の意地をチラリとのぞかせた。

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