佳菜子自己新V!今季世界4位の高得点 ソチへ「自信に」

[ 2014年1月26日 05:30 ]

SPに続いてフリーも1位となり、自己ベストの合計196・91点で初優勝した村上佳菜子

フィギュアスケート 四大陸選手権最終日

(1月25日 台北)
 ハイスコアで夢舞台に弾みをつけた。女子はソチ五輪代表の村上佳菜子(19=中京大)がショートプログラム(SP)に続いてフリーもトップの132・18点をマーク。国際連盟公認では今季世界4位となる合計196・91点の自己ベストで初優勝した。SP4位の宮原知子(15=関大高)がフリーでも2位に入り、自己ベストの合計186・53点で2位に入った。

 ほぼノーミスの演技に、村上は満面の笑みを浮かべ、力強く両拳を握りしめた。10年スケートアメリカ以来となる主要国際大会での優勝だ。自己ベストを7・18点も更新する196・91点は今季世界4位。「表彰台の真ん中に乗るのが久しぶり。戸惑ったけど気持ち良かった。自分を褒めたい」と満足感に浸った。

 昨年末の全日本選手権後にスケート靴を替えた影響で右足首痛を発症。直前まで今大会の出場を迷い、SPもフリーも痛み止めを飲んでの強行出場だった。「アドレナリンも出ていた」と冒頭の2連続3回転を決めて流れに乗ると技術点、演技点ともにトップ。山田満知子コーチも「順位はあまり気にしないが、(村上が)できたことには大満足ですよ」と笑った。

 優勝により世界ランクは11位から7位に上がり、五輪本番の滑走順は有力選手がそろう最終2組に入りそうだ。「人生の中で一番大きな大会」と憧れる夢の舞台は2月7日に開幕する。「この大会に出て良かった。五輪に向けて自信になった。五輪では最高の演技をするのが夢」。手応えをつかみ、最高のスマイルを披露する準備は整った。

 ▼宮原 フリーは自信がなかったので得点を見てうれしかった。こういう舞台で一番いい演技ができたのが大きな収穫です。

 ▼今井 表彰台に乗れず残念で悔しい。全体としていい演技ではない。跳ぶ直前に他のジャンプのことを考えてしまった。

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2014年1月26日のニュース