北の湖理事長が職務復帰 稀勢奮起に期待「2桁割らないこと」

[ 2014年1月21日 20:32 ]

 腸の病気で療養していた日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)が大相撲初場所10日目の21日、職務に復帰し「本場所は緊張感がある。現役力士はことしも自分の持てる力を常に出し切り、お客さんを呼んでもらいたい」と、ことしの抱負を力強く述べた。

 北の湖理事長は大腸のポリープを除去する手術を昨年12月下旬に受けた。約1カ月の入院生活で顔が一回り小さくなったが、回復は順調という。「相撲は(初日から)ずっとテレビで見ていた」と笑顔で話した。

 理事長は綱とりに失敗した大関稀勢の里の話題を自ら切り出し「初日から自分にプレッシャーをかけていた。仕切っている姿が腰高で嫌な予感がした。最も大事なのは2桁勝利を割らないことだ」と奮起に期待した。休場した横綱日馬富士について「優勝した次の場所こそが大事。横綱は常に土俵にいなければいけない」と残念そうに話した。

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2014年1月21日のニュース