マニング3度目スーパーボウル オマハ効果?32回パス成功

[ 2014年1月21日 05:30 ]

スーパーボウル出場を決めて喜ぶブロンコスのQBマニング

NFLプレーオフ AFC決勝 ブロンコス26―16ペイトリオッツ

(1月19日)
 カンファレンス決勝の2試合が行われ、AFCではブロンコスがペイトリオッツを26―16で下して15年ぶり7度目の優勝。QBペイトン・マニング(37)は43回中32回のパスを通して400ヤード、2TDをマークし、コルツ時代の10年以来、自身3度目のスーパーボウル出場(過去1勝1敗)を果たした。NFCではシーホークスが23―17で昨季の覇者49ersを退け、9年ぶりにスーパーボウルに進出。リーグ最強を誇る守備陣の活躍でNFCの頂点に立った。

 リーグ看板QB同士の対決を制したのはマニング。ブレイディーに対しては4勝10敗と分が悪かったが、この日はプレーオフのチーム記録となる32回のパスを成功させた。昨季は初戦でレイブンズに屈したが「あそこから立ち直ったことを誇りに思う」と、コルツから移籍して2季目でAFCを制覇。違うチームでスーパーボウルを制した先発QBは不在だけに、新たな歴史をつくる役目も担うことになった。

 集音マイクを通じて視聴者も耳にすることになったマニングの「OMAHA!」というプレーコールがAFC準決勝から話題になった。即座に反応したのは「大きな広告効果がある」としたネブラスカ州オマハの商工会議所で、8つの企業が資金を出し合って1回につき800ドル(約8万3000円)をマニングの基金に寄付すると発表。この日は31回コールしたので2万4800ドル(約258万円)が入ることになった。「状況次第でいろいろな展開があるという意味」と本人は語ったが、視聴率40%以上を稼ぐスーパーボウルでも“オマハ効果”がフィールドの内外で期待される。

 ≪37歳でスーパーボウルは史上2番目≫スーパーボウルに先発した最年長QBは同じブ軍のエルウェイ(99年)の38歳。マニングの37歳は史上2番目の年長記録となる。

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2014年1月21日のニュース