白鵬 鈴木おさむ氏とタッグ!「白鵬杯」プロデュース依頼

[ 2013年12月14日 05:30 ]

5月、全勝優勝を飾りオープンカーでパレードに向かう白鵬(右)と鈴木おさむ氏(左)

 大相撲の横綱・白鵬(28=宮城野部屋)が自ら大会名誉会長を務める子供相撲大会「白鵬杯」で放送作家の鈴木おさむ氏(41)とタッグを組むことになった。来年2月2日に東京・両国国技館で初開催される第4回大会の総合企画プロデューサーに鈴木氏が就任することが決定。数々の名物番組を生んだ“放送作家界の横綱”の力を借り、ライフワークである子供たちへの相撲普及活動に尽力する。

 「白鵬杯」は10年12月に大阪府堺市で初めて行われ、今年2月の第3回は東京・有明コロシアムで開催。かねて白鵬は「相撲をする子供は日本の宝。いずれは両国でやりたい」と“相撲の聖地”である両国国技館での実施を目指しており、その念願が来年2月の第4回で実現する。関係者によると、大会の総合企画プロデューサーを親交のある放送作家の鈴木氏に依頼したところ、すぐに受諾の返事。現在、大会の企画や構成が練られている最中だという。

 「SMAP×SMAP」などの人気番組を手がけ、森三中・大島美幸の夫としても知られる鈴木氏と白鵬の出会いは昨年2月だった。横綱ら力士数人が参加した鍋会で、鈴木氏が宮城野部屋直伝のちゃんこ鍋を食べて感激。その7カ月後、同部屋の元ちゃんこ番を料理長とする「ちゃんこ屋鈴木ちゃん」を都内にプロデュース。以来、白鵬は頻繁に店に通うなどして親交を深めてきた。

 現役力士が国技館で自身を冠とした相撲大会を行うのは09年8月の「朝青龍杯」以来のことだが、その際は空席も目立った。それに対して10年から毎年度開催している白鵬杯はすでにアマチュア相撲界でも定着しており、今回も日本全国の相撲クラブから500人以上の小中学生と保護者らが出席する予定。その交通費は横綱のポケットマネーから出されるという。

 まだ企画段階だが、関係者は「芸人の方に来ていただくことも検討しているようです」と話し、当日は鈴木氏の人脈を駆使して大会を大いに盛り上げることになる。28歳にして既に優勝27回を誇る横綱が最も願っているのは国技の発展と継承。日本の子供たちに相撲の素晴らしさを広めるために自らの人脈と時間、出費を惜しむことはない。

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2013年12月14日のニュース