酒井2大会連続五輪当確 1500メートルで貫録V

[ 2013年12月14日 05:30 ]

1500メートルと500メートルの2冠に輝き、五輪代表の座を確実にした酒井

ショートトラック ソチ五輪代表選考会第1日

(12月13日 大阪プールアイススケート場)
 女子で酒井裕唯(26=日本再生推進機構)が日本スケート連盟の選考基準を満たし、2大会連続の五輪代表入りを確実とした。酒井は500メートルを44秒828で、1500メートルを2分24秒006で制し、500メートルでは9月の全日本距離別選手権と合わせて3戦3勝。男子は500メートルで坂下里士(23=トヨタ自動車)が43秒110で勝ち、初の五輪代表に前進した。

 500メートル決勝、酒井は最終コーナーで転倒しそうになったが、踏ん張って先頭でゴールし連勝発進を飾った。500メートルは10年バンクーバーでも出場した得意種目。一方1500メートルは駆け引きが必要で苦手意識もあったが、勝負どころで一気に先頭を奪う盤石のレースぶりで貫禄を示した。早大時代は学業と競技の両立に苦労したが、今春から日本再生機構に所属し競技に専念できる環境が整った。午前にトレーニング、午後から氷上練習、その積み重ねが成長につながった。「背負っているものが違う」と酒井は五輪本番を見据えた。

続きを表示

2013年12月14日のニュース