サントリー 昨季決勝再戦制す 初出場の仲宗根 逆転トライ!

[ 2013年10月21日 06:00 ]

<サントリー―神戸製鋼>後半、トライを決めるサントリー・仲宗根

ラグビートップリーグ第1ステージ第6節最終日

(10月20日 ニッパ球ほか)
 昨季の日本選手権決勝と同じ顔合わせは、サントリーがシーソーゲームの末に29―20で神戸製鋼に勝利。1試合を残し、A組でNECとともに第2ステージ上位グループ進出(各組4位以上)を決めた。2年目のフランカー仲宗根健太(24)が初出場初先発。後半4分に逆転トライをマークするなど勝利に貢献した。

 2季前までサントリー監督を務め、脳梗塞で入院中のエディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチにささげる勝利。「どうしても点が欲しかった」(大久保監督)後半立ち上がりに逆転トライを挙げたのは、“エディー・チルドレン第2世代”の仲宗根だった。

 腰に爆弾を抱えるフランカー佐々木が前日に離脱し、メンバー外から急きょ先発。9―10の後半4分、ラックから速攻でポスト左へ飛び込んだ。公式戦初出場初トライにも「ゲインできなかったし、ブレークダウンもオーバーしきれなかった」と反省を口にしたが、強力FW相手に体を張りながら忠実にポジショニングする姿を、大久保監督は「誰が出てもサントリーの攻撃ができる」と評価した。

 父・弘明さんは「スクール☆ウォーズ」のモデルになったFBで、仲宗根も桐蔭学園―慶大とCTBとして活躍。ジョーンズ監督率いるサントリーの攻撃的ラグビーに憧れ、トライアウトを受けた際に「フランカーに挑戦しないか」とアドバイスされ転向した。「サントリーのチームプレーは難しいけど面白い」。入社と同時に同監督は日本代表指揮官となったが、“エディー色”はデビューしたばかりの若手の体にも染みこんでいる。

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2013年10月21日のニュース