片山 「恵みの雨」 21年ぶりの予備日適用で逆転V狙う

[ 2013年10月21日 06:00 ]

日本オープン第4日

(10月20日 茨城県つくばみらい市 茨城ゴルフ倶楽部・東コース=7320ヤード、パー71)
 24選手がスタートしたが、雨で約2時間中断、コースコンディション不良のため、21日に順延となった。今大会で予備日が適用されるのは92年以来21年ぶり3度目。首位に5打差の4位から逆転優勝を狙う片山晋呉(40=フリー)は恵みの雨と捉えた。

 首位の小田孔、2位の小林が「やりたかった」と順延を悔しがる中、この男は違った。05、08年以来となる大会3度目の優勝に燃える片山は「上にいる人間の方が嫌でしょ。逆の立場だったら嫌だもん。自分にはいいようにしか働かないでしょ」と前向きに捉えた。

 第1組がスタートする午前7時ごろから雨が降り始めた。グリーンに水たまりができるようになった午前8時37分に中断。観客もギャラリープラザなどで雨宿りをして天候の回復を待ったが、滝のように降る雨でグリーン上には、まるで川のような水の帯ができるほどで、午前10時半に順延が決まった。

 過去に日本オープンで予備日が適用された76年(セントラルGC)、92年(龍ケ崎CC)はいずれも会場が茨城県。そして今回も茨城開催。地元での優勝を狙っていた片山にとっても初体験だが、「恵みの雨」と自身に言い聞かせて逆転劇を思い描いている。

 知人から高級ワインをプレゼントされ「きょうは飲むしかないでしょ」とニンマリ。練習は行わない予定で、ボトルを手にリラックスした表情で会場を後にした。

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2013年10月21日のニュース