奈良 決勝に進めず 決定力不足痛感「迷いが出てしまった」

[ 2013年10月13日 06:00 ]

 テニスのHPジャパン女子オープン第6日は12日、準決勝が行われ、シングルスではノーシードから勝ち上がった世界ランク87位の奈良くるみ(21=大産大)が同35位のユージェニー・ブシャール(19=カナダ)に2―6、2―6で敗れ、ツアー初の決勝進出はならなかった。同20位のサマンサ・ストーサー(29=豪州)は同39位のマディソン・キーズ(18=米国)を下し、2年ぶりに決勝へ進出した。=大阪市靱テニスセンター=

 スコアだけをみれば完敗。しかし、試合時間に1時間26分を要した事実は粘り強く戦ったことを物語る。奈良は「スコア以上の試合はできた」と充実感を漂わせた。

 一方で決定力不足も痛感。象徴的だったのは第2セット第2ゲームだ。ラリーからのチャンスボールで、ボレーをミスしてブレークされた。「しぶとくて、どうやってポイントしようかという迷いが出てしまった」と悔やんだ。日本人で唯一、ベスト4に進出したことについては「フィジカルもメンタルも前向きに戦えた」と収穫を口にした。

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2013年10月13日のニュース