高梨 ロシア選手権V 五輪会場で大飛躍「いい収穫」

[ 2013年10月13日 19:20 ]

ジャンプのロシア選手権で優勝した高梨沙羅(中央)

 ノルディックスキー、ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)は13日、来年の冬季五輪を開催するロシアのソチで行われたロシア選手権(HS106メートル、K点95メートル)に出場し、2回とも最長不倒となる101メートルをマークして252・5点で優勝した。8日に17歳になった日本のエースは「五輪のジャンプ台を飛ぶ機会をもらえて、いい収穫があった」とにこやかに笑った。

 日本は今大会へのチームの派遣を見送り、欧米の有力選手もほとんど参加していない。高梨は五輪で使用するジャンプ台の感触をつかむ数少ない機会を生かすために、個人で出場した。指導する父の寛也さんや個人コーチの山田いずみさんも同行している。

 昨年12月のワールドカップ(W杯)で飛んだ際は2位と3位だった。緩やかな助走路に苦しみ「踏み切りのタイミングが取りづらい印象だった」という。

 前日の練習を含めて飛躍を重ね「いい感覚が持てた」と手応えを口にした。14、15日も会場で飛躍練習をして帰国する。(共同)

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