“ビリケン”藤本 日本記録更新へ 淡々70で19アンダー

[ 2013年10月13日 06:00 ]

第3日、スタート前に気合を入れてティーショットに臨む藤本

トーシン・トーナメント第3日

(10月13日 岐阜県加茂郡富加町 TOSHIN・GCセントラルC=7008ヤード、パー72)
 “ビリケン”こと藤本佳則(23=フリー)が通算2勝目に王手をかけた。5バーディー、3ボギーの70にまとめ、2位の小田孔明(35=フリー)に2打差の通算19アンダー、197で首位を守った。96年の日本シリーズ日立カップで、尾崎将司が記録した72ホールでの最多アンダーパー「26」の更新も狙う。

 平静さとともに藤本が首位を守った。強風の中、2つ伸ばして通算19アンダー。「鼻息を荒くすることもなかった。気持ちに波を立てないようにしている」と淡々と語った。

 序盤の2ボギーで一時は首位から転落したが、「風向きが全然違うから3日間で一番難しい」と動じることはなかった。14番の2打目は逆風をものともせず、214ヤードを3Iで2メートルに寄せた。追う小田も3Iを握ったがボギー。ここで2打差をつけると、その後はお互いスコアを1つ落とし最終日を迎えることになった。

 今週は体調を重視し、初めてラウンド後の練習を控えている。「省エネ」で温存したスタミナを思い切りぶつける。

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2013年10月13日のニュース