内村 東京五輪に意欲「10年頑張るつもりで」苦笑いで本音も

[ 2013年9月13日 18:16 ]

全日本社会人選手権の公式練習後に取材に応じる内村航平

 体操男子でロンドン五輪個人総合金メダルの内村航平(24)=コナミ=が13日、2020年東京五輪について「とりあえず代表になれるようにと考えたい。7年間頑張るのではなく、あと10年間頑張るつもりでいれば7年は楽かなと思う」と意欲を示した。14日に出場する全日本社会人選手権の公式練習後に、試合会場の三重県営サンアリーナで取材に応じた。

 7年後の五輪は31歳のベテランで迎える。招致が実現して「すごくうれしい」と喜ぶ半面「あと7年やらなきゃいけないと思うとつらい。うれしいとつらいが半々」と苦笑いで本音を漏らした。

 1964年東京五輪では体操の小野喬氏が日本選手団主将を務めたが「自分は聖火ランナーや主将をやるキャラクターでもない。出るだけですごく価値のある大会」と謙虚だった。

 30日開幕の世界選手権(ベルギー)で個人総合4連覇を狙う。「この4年間はずっとチャンピオンとして強い姿を見せることができた。これからも自分の体操を追い求める姿勢は子どもたちに伝わると思う」と話し、日本エースとして体操界をけん引する気概をにじませた。

続きを表示

2013年9月13日のニュース