錦織先勝も添田敗れる　デ杯入れ替え戦初日は１勝１敗

＜日本―コロンビア＞シングルス第１試合、アレハンドロ・ファジャにストレート勝ちした錦織圭

　テニスの男子国別対抗戦、デ杯ワールドグループ（ＷＧ）入れ替え戦、日本―コロンビア第１日は１３日、東京・有明コロシアムで行われ、２年ぶりのＷＧを目指す日本はシングルスの第１試合でエース、錦織圭（日清食品）が勝ち、第２試合で添田豪（空旅ドットコム）が敗れて１勝１敗のスタートとなった。

　世界ランキング１２位の錦織は９４位のアレハンドロ・ファジャに格の違いを見せ、６―３、６―４、６―４で先勝。１２３位の添田は粘りを見せたが、８７位のサンティアゴ・ヒラルドに４―６、６―３、５―７、６―３、１―６で屈した。

　第２日はダブルス１試合、最終日はシングルス２試合が行われ、５試合で３勝したチームが来季ＷＧに出場する。

　▼錦織圭の話　試合前は緊張もあったけど、どれだけ良いプレーができるかという気持ちが勝った。危ない場面もあったが、きっちりと切り抜けられた。３セットで勝てたのは、体力的にも良かった。

　▼添田豪の話　自分のベストは尽くしたつもりだが、何かもう少しやるべきことがあったかもしれない。（第２日に向け）肉体的にも精神的にも引きずってはいけない。やるべき準備をしたい。

　▼植田実・日本代表監督の話　いろんな状況を考えてきたので、１勝１敗はあり得ること。錦織は躍動して、１勝をもぎ取ってくれた。添田は（最終セットの第２ゲームで）ワンチャンスをものにできなかった。

　▼マウリシオ・ハダッド・コロンビア代表監督の話　２勝で初日を終えたかったが、錦織に勝つことは現実的ではない。１勝１敗は想定内。ダブルスで頑張りたい。