ソチ五輪聖火、砕氷船で北極点へ、海氷上リレーも

[ 2013年9月13日 09:20 ]

 来年2月に開幕するロシア・ソチ冬季五輪の聖火が原子力砕氷船で北極点に運ばれることになった。傘下に船団を保有する国営原子力企業ロスアトムとソチ五輪組織委員会が12日、契約に調印した。

 米ロや北欧など北極圏に領土・領海を持つ8カ国で組織する「北極評議会」加盟各国から選ばれた聖火ランナーが、世界最大の原子力砕氷船「戦勝50年」号で北極点へ向かう。一部区間では海氷上を走り、北極点で点火イベントを実施。北極での聖火リレーはロシアの北極圏での影響力を誇示する場ともなりそうだ。

 同船が母港のロシア極北ムルマンスクと北極点を往復する。出港日は10月下旬となる見通し。

 また、タス通信によると、聖火は11月23日、東シベリアにある世界最深の湖、バイカル湖の湖底にダイバーが運ぶ。組織委は「火が付いたバトン」を運ぶとしているが、どのような方法で行うかは発表しなかった。(共同)

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2013年9月13日のニュース