山口氏 山下理事らの責任追及、学生柔連のセミナーで

[ 2013年6月21日 21:02 ]

 全日本学生柔道連盟の山口香理事が21日、東京都文京区の講道館で開かれた同連盟の暴力根絶セミナーで、全日本柔道連盟(全柔連)の一連の不祥事について、講師を務めた山下泰裕・全柔連理事らの責任を追及した。

 山口氏は「暴力根絶は重要課題だが、その前にやるべきことがある。現在の問題に連盟としてどう向き合うのか」と質問。山下氏は「現場で一生懸命やっている人が胸を張れるために、自分ができることをやっていく」との返答にとどめ、全柔連の佐藤宣践副会長は「社会通念から公益法人としての管理責任を問われているが、理事会の中にも温度差はある」と微妙な言い回しだった。

 山口氏は、暴力行為に対する罰則規定にも触れ「頑張っている指導者がちょっと(暴力を)やったら戒告処分で、理事は自分たちの身を切らない。理事会でどんな議論がなされているのか」と問い詰めた。

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2013年6月21日のニュース