全柔連第三者委「真摯に受け止めて。改善する最後のチャンス」

[ 2013年6月21日 20:02 ]

 全日本柔道連盟の不正受給問題を調べた第三者委員会は21日に記者会見した。ともに弁護士の山内貴博委員長、望月浩一郎委員の一問一答は次の通り。

 ―報告を終えて。

 山内委員長「全柔連には最終報告を真摯(し)に受け止めて、適切に対応してもらいたい。改善する最後のチャンス」

 ―上村春樹会長の責任の取り方は。

 山内委員長「私利私欲のためにこういうことをしたわけではないと思うし、有能な方だと思うが、今の対応でいいのか。考えていただきたい」

 望月委員「ああいう人材をもってしてもなぜ内向きの議論しかできないのか。講道館に戻ってくると足元がふらつくのはなぜだろうという印象」

 ―第三者委の中間報告への反論をどう受け止めたか。

 山内委員長「あまりある例ではない。理由のある反論なら受け止めて検討しようと思ったが、そういうものでなかった」

 望月委員「全柔連として正式な議決を経ていないというのが大きい。そういう世間の常識とのずれが、一連の問題の根っこにあるのでは」

 ―強化留保金の使途の全容解明は。

 山内委員長「私的流用があるならある、ないならないで明らかにしたかったが、確証に至るまでの資料がなかった」

続きを表示

2013年6月21日のニュース