遼 OB2発 凱旋出場が…気合空転「とにかく土日回れるように」

[ 2013年6月21日 06:00 ]

14番、第2打を放ち悔しがる石川遼
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日本ツアー選手権宍戸第1日

(6月20日 茨城県笠間市 宍戸ヒルズカントリークラブ西コース=7402ヤード、パー72)
 想定外のシナリオに遼くんファンも真っ青だ。パー発進した次の2番パー5。松山の会心の1Wを見届けた石川も当然のように1Wを手にしたが、力が入ってインパクトで体が開き、球は右のOBゾーンへと消えた。

 痛恨のダブルボギー。このホールで開いた松山との5打差を縮めるどころか最後は13打差をつけられての完敗。4、5番では連続の3パットボギー。17番でもOBで再びダブルボギーを叩くなど80の124位で最下位に沈んだ。「アイアンも何てことない場所からピンに行かず、それがロングパットになりタッチが合わなかった」。苦手コースで気合は空回りした。

 今大会は過去4度出場し、予選落ちが2度。10年の15位が最高だった。初日に83と大叩きした11年も予選落ちしている。米ツアーのコースは比較的OBも少なく、隣のホールからでもグリーンを狙えることが多々ある。国内ツアーで石川が得意としたのはOBの少ない広々としたコース。米国で腕を上げての凱旋出場のはずが、「とにかく土日回れるように、あした一日で挽回できるように頑張りたい」と予選通過が目標になってしまった。

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