トルコ情勢、解決方法注視 五輪招致でバッハ副会長

[ 2013年6月17日 08:06 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ副会長は16日、2020年夏季五輪のイスタンブール招致への影響が懸念されるトルコの反政府デモについて「民主国家ではどこでもデモは起こりうるが、どのように対処されるかを注視しなければならない」と話し、解決方法に注目する考えを示した。

 トルコ警察は15日、催涙弾や放水車を使ってイスタンブール中心部を占拠していたデモ隊を強制排除したが、エルドアン首相への反発は収まっていない。バッハ副会長は「招致委員会は(この事態に)何もできない。問題を解決するのは国であり、IOCが干渉することはできないし、その力もない」と見守る方針を示した。

 IOCの有力委員でもある各国オリンピック委員会連合(ANOC)のアハマド会長は「影響があるかどうかは各委員の見方によって違うが早期解決を望む」と語った。(共同)

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2013年6月17日のニュース