旭化成Aが連覇!世界選手権前に西山&七戸が収穫

[ 2013年6月17日 06:00 ]

 柔道の全日本実業団体対抗大会最終日は16日、岡山県体育館で行われ、体重無差別の5人制で争う男子1部は旭化成Aが決勝でロンドン五輪100キロ超級代表の上川大樹を擁する京葉ガスに3―0と快勝し2年連続14度目の優勝を果たした。8、9月に行われる世界選手権代表勢では、ロンドン五輪90キロ級銅メダルの西山将士(新日鉄住金)が2勝1引き分け、100キロ超級の七戸龍(九州電力)が3戦全勝と活躍。両チームはともに準決勝で敗れた。92年バルセロナ五輪金メダリストの吉田秀彦氏が監督を務めるパーク24の2部チームが優勝し、来年は12チームが争う1部にパーク24の2チームが入ることが決まった。

 西山と七戸は世界選手権前最後の実戦で、それぞれ収穫を得た。鋭い内股、大外刈りで一本勝ちした西山は「技の切れや体の動きは良かった。疲れのピークなので、一度(ペースを)落として作り上げる」と現状を確認。一本勝ちこそなかったものの3戦3勝の七戸は「立ち技から寝技に抑える場面もあり、練習してきた成果が出た。もっとパワーアップしたい」と手応えと課題を口にした。視察した日本男子の井上康生監督は「ここから世界選手権に向けて計画を立て練習量を上げてくれるだろう」と話した。

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2013年6月17日のニュース