CAS 室伏の聴聞会終了、IOC選挙は5月裁定へ

[ 2013年4月12日 00:31 ]

 昨年のロンドン五輪で行われた国際オリンピック委員会(IOC)の選手委員選挙で、陸上男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)の当選が無効とされた問題で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は11日、スイスのローザンヌで2日間の聴聞会を終えた。裁定は5月中旬に出る見通し。

 聴聞会に出席した室伏は「2日間にわたり無事に終えることができた。しっかり自分のことを主張できたと思う。今、コメントはここまでにさせていただきたい」と笑顔で話した。

 室伏は当選に必要な票数を獲得したが、IOCは選挙活動に違反があったとして室伏の候補者資格を取り消した。室伏と日本オリンピック委員会(JOC)は違反はなかったと主張し、昨年9月に提訴した。聴聞会は非公開で行われ、双方の弁護人、証人らが出席した。(共同)

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2013年4月12日のニュース