萩野が3冠 男子200自、100メートル背も制す

[ 2013年4月12日 18:31 ]

男子100メートル背泳ぎで優勝し、ガッツポーズする萩野公介

 競泳の世界選手権(7~8月・バルセロナ)代表選考会を兼ねた日本選手権第2日は12日、新潟県長岡市のダイエープロビスフェニックスプールで行われ、男子100メートル背泳ぎは18歳の萩野公介(東洋大)が派遣標準記録を突破する53秒10で初優勝した。ロンドン五輪銅メダルの入江陵介(イトマン東進)が53秒33の2位で、萩野とともに代表入りを決めた。

 萩野は200メートル自由形も派遣標準を切る1分46秒28で制して代表となり、400メートル個人メドレーと合わせて今大会3冠。松田丈志(コスモス薬品)は0秒84差の2位だった。

 女子100メートル背泳ぎは寺川綾(ミズノ)が銅メダルに輝いたロンドン五輪で出した日本記録に0秒01と迫る58秒84で優勝。400メートル個人メドレーで派遣標準を突破する4分37秒53をマークした同五輪代表の18歳、大塚美優(日体大)とともに代表入りした。

 女子50メートル平泳ぎは鈴木聡美(ミキハウス山梨)が31秒57で優勝。男子50メートル平泳ぎは崎本浩成(コナミ)が27秒58で勝ち、北島康介(日本コカ・コーラ)は5位だった。

 ▼平井伯昌コーチの話 (萩野は)峠は越えたかな。きょうが一番タイトだった。短いインターバルで力を出すのは今までの萩野にはなかったことで、大きな一歩。全体的に泳ぎが大きくなってきている。

 ▼松田丈志の話 自分のタイムもそんなに悪くないが、萩野君が速かった。若い選手と切磋琢磨(せっさたくま)することを楽しみながらやっていきたい。

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