レスリング巻き返しへ 国際連盟会長選任発表

[ 2013年3月10日 06:00 ]

 2020年五輪実施競技からの除外危機に揺れる国際レスリング連盟(FILA)は8日、臨時総会を5月18日にモスクワで開き、新会長を選ぶと発表した。2月の理事会でマルティネッティ会長が責任を取る形で退任し、ラロビッチ理事が会長代行に就いている。

 FILA副会長を務める日本協会の福田富昭会長によると、会長選にラロビッチ会長代行の出馬が確実な情勢で、退任したマルティネッティ会長も立候補する可能性がある。新会長の任期は14年9月の総会までとなる。

 福田会長は20年五輪の実施競技で最後の1枠を争う8つの候補から絞り込みを行う5月末の国際オリンピック委員会(IOC)理事会のプレゼンテーションに、女子55キロ級で五輪3連覇の吉田沙保里(ALSOK)を派遣する考えをあらためて示し「五輪に残るために吉田を送り込んで協力するつもり」と述べた。

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2013年3月10日のニュース