条治総合2位 ライバルに5連勝許し悔し

[ 2013年3月10日 06:00 ]

男子500メートルでバランスを崩す加藤条治

スピードスケート W杯最終戦

(3月9日 オランダ・ヘーレンフェイン)
 9日に行われた女子3000メートルで穂積雅子(ダイチ)は4分8秒46で7位だった。イレイン・ブスト(オランダ)が3分58秒68で優勝した。同1000メートルでは住吉都(堀技研工業)が1分17秒86の15位、小平奈緒(相沢病院)は1分18秒36の17位と振るわなかった。クリスティン・ネスビット(カナダ)が1分15秒48で勝った。また、8日の男子500メートルで加藤条治(日本電産サンキョー)は35秒06で4位だった。ヤン・スメーケンス(オランダ)が34秒84で5連勝し、1レースを残して同種目のシーズン総合優勝を決めた。加藤の総合2位も確定した。

 加藤は第1カーブでバランスを崩し、課題とする最終カーブも出口付近で手が氷に触れた。表彰台も逃し「駄目でしたね。調子は良かったからいけると思ったけど」と歯切れが悪かった。前週のエアフルト大会の2レースに続いてライバルのスメーケンスと最終組で同走し、またしても敗れた。「ミスをしなければ勝てる」との自負があるだけに、スメーケンスに5連勝を許し歯がゆそうだ。今季は残すところW杯1レースと世界距離別選手権だけ。「焦ってもしようがないので、来季に向けて糸口をつかみたい」と切り替えた。

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2013年3月10日のニュース