経営合理化のパナソニック バドミントン部は解散

[ 2012年12月21日 21:01 ]

 経営合理化の一環で来年3月末の休部が決まっているパナソニックの女子バドミントン部は、模索していた全員移籍の道を断念し、解散することが21日、複数の関係者への取材で分かった。今後は各選手で移籍先を探す。

 全員移籍を目指して複数の企業と交渉を重ねていたが、すべて破談に終わった。関係者によると「年内いっぱいは声を掛けてくれたら交渉したい」と新たな候補を探しているものの、具体的な話は届いておらず、事実上の断念となった。

 20日に発表された2013年度の日本代表にはパナソニックから5人が入った。世界ランキング5位の松尾静香、内藤真実組は代表候補の時点で辞退しており、ペアを解散してそれぞれで移籍を決める。今月の全日本総合選手権女子シングルス覇者の今別府香里、混合ダブルス優勝の米元小春らの受け入れ先は未定。

 同時に休部が発表された男子バスケットボール部は、和歌山県に新設されるチームが受け皿となり、日本リーグに代わる国内トップリーグとして来年9月に開幕するナショナルリーグ(NBL)への参入が決まっている。

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2012年12月21日のニュース