フリー96キロ級は山口初V

[ 2012年12月21日 17:57 ]

男子フリースタイル96キロ級決勝 佐々木健吾(奥)を破り優勝した山口剛

 レスリングの全日本選手権は21日、東京・代々木第二体育館で開幕し、男子のフリースタイル96キロ級は岐阜国体覇者の山口剛(ブシロード)が決勝で佐々木健吾(日体大)にフォール勝ちし、初優勝を果たした。

 84キロ級は昨年の世界選手権代表の松本真也(警視庁)が決勝で昨年優勝の松本篤史(ALSOK)を2―0で下し、2年ぶり4度目の日本一。120キロ級は岡倫之(日大)が初優勝した。

 グレコローマンスタイルは55キロ級で田野倉翔太(日体大)、60キロ級で倉本一真(自衛隊)がいずれも初制覇。女子は59キロ級で伊藤彩香(至学館大)、72キロ級で鈴木博恵(クリナップ)が初の日本一に輝いた。

 ▽山口剛の話 重圧はあったけれど、それを力に変えて優勝することができた。自分の持ち味のスピードに、(1階級上げた)96キロ級に見合った力が付いてきた。

 ▽松本真也の話 ライバルが多い階級で自分が勝てたことがうれしい。昨年のこの大会で五輪のチャンスを逃して、ロンドンで仲間が闘うのを見て、寂しい思いをしていた。

 ▽岡倫之の話 この優勝は信じられない。この1年はきつかった。来年は(日大で)最上級生になるので、後輩を導いていける存在になりたい。

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2012年12月21日のニュース