内村まさかの落下 3連パー「悔しいとしか」

[ 2012年11月4日 06:00 ]

逆転優勝がかかった鉄棒の演技で落下してしまった内村航平

全日本団体・種目別体操選手権第2日

(11月3日 東京・国立代々木競技場)
 団体決勝が行われ、男子は最終種目の鉄棒で内村航平(23)が落下するなどミスが出たコナミが順大に敗れ、2位。内村は日体大4年時からの3連覇を逃した。加藤凌平、野々村笙吾(ともに19)の1年生コンビの活躍が光った順大は02年以来、10年ぶり3度目の優勝。女子は日体大が3連覇を達成した。

 場内がどよめき、静まり返った。最終種目の鉄棒、コナミの1番手として登場した内村は、伸身のトカチェフで腹部から落下。「高校時代から使っていたけど、落ちるのは初めて」というミスが、結果的には順大との激闘にピリオドを打ってしまった。

 「試技順が1番、というのは練習でもやってなくて(前の種目の疲れで)しんどかった」と話し、種目別を欠場する理由となった右肩などの痛みのせいにはしなかった。「悔しいとしか言いようがない。万全の状態じゃなくても、ちゃんとした練習を積まないと日本一にはなれないな、と思った」という23歳は、「今は少し体を休ませたい」と力なく笑った。

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2012年11月4日のニュース