直道シニア初賞金王 V逃すも2位で決めた

[ 2012年11月4日 06:00 ]

男子シニアゴルフツアー・富士フイルム選手権最終日、初の賞金王に輝いた尾崎直道は取材に応じる

男子シニアツアー富士フイルム選手権最終日

(11月3日 千葉県木更津市 ザ・カントリークラブ・ジャパン=6953ヤード、パー72)
 首位と3打差の6位からスタートした尾崎直道(56=フリー)は69で回り、通算8アンダー208の2位。今季の獲得賞金を3485万9750円とし、初の賞金王に輝いた。賞金王の可能性があった室田淳(57=サメジマコーポレーション)は4位。高見和宏(52=フリー)とフランキー・ミノザ(52=フィリピン)はそろって30位だった。初日から首位を走った井戸木鴻樹(51=小野東洋GC)が68をマーク、通算12アンダー204で初優勝を飾った。

 優勝には届かなかったが尾崎直の表情は明るかった。初の賞金王を手にし「結果が出るとうれしいね。シニアツアーを1年続けてよかったし、やっと一員になれたかな」と相好を崩した。

 最終日は3打差でスタートすると、ショットがさえて2番、8番、12番、15番とパー4のホールでバーディー。2位に入ったことで賞金577万5000円を加算。今季の獲得賞金を計3485万9750円とし、室田らを抑え、賞金レースを制した。

 昨季までの6年間は米国を主戦場としてきたが、今季から国内ツアーに専念。開幕戦のスターツシニアを制すと、9月のコマツオープンでも優勝。レギュラーツアーで永久シードを持つ実力は衰えてはいなかった。タイトルを手に今季を締めくくった56歳は「もっといいゴルフができる」とさらなる飛躍を誓った。

 ▼1位・井戸木鴻樹 重圧はあったが、自分のゴルフを信じた。また来年も頑張りたい。(2日に誕生日を迎えたばかりの51歳は、賞金ランクでも2位)

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2012年11月4日のニュース