NYマラソン2日前中止発表 ハリケーン被害批判高まり

[ 2012年11月4日 06:00 ]

 ハリケーン「サンディ」で空前の被害を受けた米ニューヨークのブルームバーグ市長は2日(日本時間3日)、4日に実施予定だったニューヨークシティー・マラソンを中止すると発表した。2日夕に声明を発表し「(大会開催が)対立や分裂のもとになってしまった」などと中止の理由を説明した。

 市長は「ニューヨークの回復ぶりを示す」と開催を主張してきたが「救援活動を阻害する」との批判が高まっていた。

 AP電によると、今年の参加者は4万7500人。ロンドン五輪陸上の女子長距離代表の福士加代子(30)らも参加予定だった。世界各国から既に現地入りしていた参加予定者は「もっと早く(交通費やホテル代など)お金を使う前に言ってほしかった」とがっくり。参加費は米国居住者が255ドル(約2万円)、米国居住者以外は347ドル(約2万7800円)と高額だが、払い戻しされない。

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2012年11月4日のニュース