明大6T!慶大に快勝 14季ぶりVへ弾み

[ 2012年11月4日 06:00 ]

<慶大・明大>後半40分、トライを決める明大・古屋(中)

関東大学ラグビー 明大42-14慶大

(11月3日 秩父宮)
 対抗戦Aグループは2試合を行い、明大と帝京大が全勝を守った。明大は慶大と対戦し、6トライを挙げて42―14と快勝。早大と対戦した帝京大は後半33分に日本代表CTB中村亮土(3年)が逆転トライを決め、37―27と対抗戦で初めて早大に2年連続で勝った。早大は残り20分で14点のリードを守れず、2敗目で優勝は消滅した。5戦全勝の明大と帝京大は18日に東京・秩父宮ラグビー場で直接対決する。

 明大は15人が一体となった攻撃で慶大を圧倒した。前戦(10月21日)筑波大とのFW戦から一転し、バックスに展開して多彩な攻撃で6トライ。吉田義人監督(43)は「怒とうのごとく攻める。これがメイジのラグビーです」と胸を張った。

 吉田監督は筑波大を31―27で下した選手に生じる油断を払った。1日にフランカー竹内主将ら6人を初めて監督室へ呼んだ。ハッパをかけられた選手は00年から3勝1分け8敗と苦手の慶大を撃破。次戦の帝京大に勝てば14季ぶり優勝だ。

 吉田監督は10日にヤマハ発動機と合同練習を行うことを決めた。昨季も優勝に王手をかけて迎えた帝京大戦で重圧に押しつぶされて敗戦。今季は8月に練習試合で35―31と勝った。過去2年は優勝決定に備えて報道各社の合同インタビューを受けながらV逸したため縁起をかついで事前のインタビューを断った指揮官は「真っ向勝負で戦えば勝てる。三度目の正直」と力を込めた。

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2012年11月4日のニュース