韓流美女来た!イ・ボミ8バーディーで一気に奪首

[ 2012年11月4日 06:00 ]

14番、ティーショットを放つイ・ボミ

USLPGAツアー スポニチ主催ミズノクラシック第2日

(11月3日 三重県志摩市 近鉄賢島カンツリークラブ=6506ヤード、パー72)
 “スマイルキャンディ”のニックネームを持つ韓流美人プロが首位に立った。日本ツアー2年目のイ・ボミ(24=韓国)が難コンディションをノーボギーでくぐり抜け、自己ベストタイの8アンダー、64をマークした。勝てば目標としてきた米ツアーの、2年シードも手に入る今大会。最終日は4打差の優位な立場から逃げ切りを図る。

 体を突き刺す寒風と、たやすくボールをはじき出す硬いグリーン。誰もが苦しい表情を浮かべる難コンディションで、イ・ボミのスマイルがひときわ輝いた。「1Wが安定していて、2打目もピンに絡んでくれた。凄くいい1日だった」

 持ち前のショット力がいかんなく発揮されたラウンドだった。フェアウエーキープ率は100%。2打目をカラーに外した18番を含めても、パーオンを逃したのは2ホールだけ。向かい風のきつい6番パー4では、残り160ヤードからユーティリティーの6番で2メートルにつけるナイスショット。この一打がバーディーラッシュの導火線となった。

 今大会のキャディーは、07年大会で優勝した上田桃子のバッグを担いでいた清水重憲氏。2週前に続いて2度目のコンビとなる清水氏は「小さい体の割に250ヤードぐらいは飛ばすし、アイアンもうまい。1Wはロースピンで飛ばして、アイアンはスピンを利かせて止めてくる」と引き出しの豊富さにうなった。

 韓国ツアーでは賞金女王となった10年に64を出したことがあるが、日本ツアーでは初めてのビッグスコア。4打差の首位に立ち、目標としてきた米ツアー進出のチャンスもぐっとたぐり寄せた。「結果が出るまでは考えたくない」と無関心を装ったものの、開幕前には「勝ったら米ツアーに行きたい」と清水氏に漏らしていたという。ニックネームは韓国でも放送された日本アニメ「キャンディ・キャンディ」が由来。日本ツアーでも人気を集めるスマイルキャンディが、笑って笑って優勝をつかみ取る。

 ▼3位 K・イシェル 左右どこから吹いてくるか分からない中で良いプレーができた。(3ボギーも6バーディーを奪い納得の表情)

 ▼3位 チェ・ナヨン ミズノクラシックの最高成績は昨年の3位なので、それを上回りたい。(風に苦しみながらも71)

 ▼8位 申ジエ 厳しいコンディションだったけどベストは尽くせた。波に乗れればバーディーを取りやすいコース。(2バーディー、3ボギーで首位から後退)

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2012年11月4日のニュース