日本男子 ロシアに敗れ準V…海老沼「恩返ししたかったが…」

[ 2012年10月29日 08:57 ]

決勝でロシア選手(左)と対戦する海老沼

 柔道の世界団体選手権最終日は28日、ブラジル東部サルバドルで男子を行い、日本はロンドン五輪で3階級を制したロシアに決勝で2―3で敗れ、準優勝だった。

 日本は決勝でロンドン五輪66キロ級銅メダリストの海老沼匡(パーク24)が一本勝ち、粟野靖浩(了徳寺学園職)も勝った。しかし、長島啓太(日本中央競馬会)、西山将士(新日鉄住金)、七戸龍(九州電力)がいずれも接戦で敗れた。

 体重別の5人一組の14チームがトーナメント方式で争い、日本は1回戦でウズベキスタンに4―1、準々決勝はグルジアに3―2、準決勝では強豪フランスを5―0で破って勝ち進んだ。

 ▼篠原信一・日本男子監督の話 決して差がある負け方ではない。次につながる試合を全員がしてくれた。しっかり組んで一本を取る柔道を続けていきたい。

 ▼海老沼匡の話 ロンドン五輪(男子)が金メダルゼロで肩身の狭い思いをしてきた。監督やコーチに恩返しがしたかった。柔道界は金メダル(が絶対)。本音で喜んでもらえるようにできず残念だ。

 ▼七戸龍の話 2―2で迎えた大将戦では(ロンドン五輪銀メダルのミハイリン相手に)もう一つ攻めるのが遅く、役目を果たせなかったが、手応えはあった。大舞台は初めてなので、この経験を生かしたい。(共同)

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2012年10月29日のニュース