16場所ぶりに東西横綱そろう 九州場所新番付発表

[ 2012年10月29日 07:12 ]

大相撲九州場所の番付を手に笑顔を見せる新横綱の日馬富士

 日本相撲協会は29日、大相撲九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)の新番付を発表し、9月の秋場所で2場所連続の15戦全勝優勝を果たした日馬富士が新横綱となって西に座った。東の白鵬と合わせ、2010年初場所(白鵬と朝青龍)以来、16場所ぶりに横綱が番付の東西にそろった。日馬富士の昇進で、史上最多の6大関は3場所で解消した。

 第70代横綱の日馬富士は体重133キロで、1982年秋場所の千代の富士(116キロ)以来となる幕内最軽量の横綱。4場所ぶり23度目の優勝を狙う白鵬は在位32場所で、千代の山と並んで史上9位の長さとなった。

 大関陣は東の正位が鶴竜で西は稀勢の里。琴奨菊、琴欧洲、把瑠都は秋場所で途中休場して負け越し、史上初めて同時に3人がかど番となる。

 境川部屋勢の妙義龍と豪栄道が関脇を維持し、小結は東の安美錦、西の豊真将がともに3場所ぶりに返り咲いた。

 新入幕は日大出身で元学生横綱の常幸龍ただ一人で、初土俵から所要9場所は年6場所制になった1958年以降初土俵(幕下付け出しを除く)では最速。再入幕は勢、千代の国、芳東、玉鷲の4人。新十両は竜電だけで、山梨県出身は秀ノ花以来で24年ぶり。旭秀鵬、明瀬山、誉富士、政風、が十両に復帰した。

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2012年10月29日のニュース