男子は松本大会新、女子は星野初優勝

[ 2012年10月29日 06:00 ]

マラソン男子で優勝した松本(左)と女子優勝の星野がトロフィーを手にVサイン

第4回しまだ大井川マラソンinリバティ

(10月28日 島田市市役所~同市陸上競技場)
 「第4回しまだ大井川マラソンinリバティ」は28日、静岡県島田市の同市役所をスタート、大井川沿いのマラソン専用コース“リバティ”を通り、同市陸上競技場をゴールとする42・195キロに過去最多の8909人がエントリーして行われた。男子は、東大時代に箱根駅伝出場の経歴を持つ松本翔(27=DREAM)が大会新記録の2時間19分26秒で、同女子は星野芳美(46=eA静岡)が2時間49分14秒で、それぞれ初優勝。また、03年世界選手権パリ大会女子マラソン銅メダリストの千葉真子さん(36)がゲスト参加し、大会を盛り上げた。

 初出場の松本が大会記録を6分53秒更新して初優勝。オープン参加のスズキ浜松ACのメンバーに引っ張られる形で、ゴールに飛び込んだ。「いいペースで引っ張ってくれたので、ついていくだけでした」。東大時代の05年、関東学連選抜の一員として同大から21年ぶりに箱根駅伝に出場。その後は東京電力、東京陸協を経て埼玉に拠点を置くランニングクラブ「DREAM」で汗を流している。今後に向け「いろんな経験をしたい」と意気込んでいた。

 ≪星野 地元で歓喜≫星野は両手を突き上げてゴールテープを切った。スポニチ山中湖ロードレースや富士登山競走など、数々の大会を制してきた“市民レースの女王”は「やっと走り切れた」と笑顔を見せた。一昨年はエントリーしたものの故障で走れず、昨年はゴール目前で左足ふくらはぎを肉離れして無念の棄権。時折雨が降るあいにくのコンディションにも「タイムはよくなかったが、うれしい」と地元・静岡でのレースを制して喜びに浸った。

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2012年10月29日のニュース