藍11位…賞金女王消えた 1位と89万ドル差

[ 2012年10月29日 06:00 ]

通算7アンダーで11位に終わった宮里藍

USLPGAツアー 台湾選手権最終日

(10月28日 台湾・楊梅 サンライズ・ゴルフ&カントリークラブ=6516ヤード、パー72)
 宮里藍(27=サントリー)の賞金女王の可能性が消滅した。73とスコアを落とし、通算7アンダー、281の11位で終了。2位に入り賞金ランキング首位をキープした朴仁妃(24=韓国)とは約90万ドル(約7200万円)差に開き、出場予定の残り2試合での逆転は不可能となった。71で回った上田桃子(26=フリー)は通算3アンダーで18位。スサン・ペテルセン(31=ノルウェー)が通算19アンダーで今季2勝目、通算10勝目を挙げた。

 賞金女王への望みは強風とともに吹き飛んだ。体があおられるほどの風が出た最終日。宮里は17番でボギーを叩くと、最終18番パー5でも「思っていた方向に風が吹いていなかった」と風の計算をミス。3打目を大きく左に外し連続ボギーで終えた。11位に沈み「今週は長かった」と疲労感をにじませた。年間賞金は127万618ドル止まりで賞金ランクは5位。216万5085ドルで1位の朴仁妃とは89万4467ドルの差がついた。1週の休養を入れ残り2試合に出場するが、連勝しても70万ドルしか積み上げられず今年も女王はお預けとなった。それでもショットは好調とあって今季3勝目へ意欲を見せた。

 ▼18位・上田桃子 今週の中で一番ショットに手応えがあった。上半身と下半身が同調して、自然に振れるようになってきた。自信になる。(強風に苦戦する選手が続出した中、スコアを1つ伸ばして18位)

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2012年10月29日のニュース