ワコール大会新で初V 福士が11人抜き快走

[ 2012年10月29日 06:00 ]

実業団女子駅伝西日本大会

(10月28日 福岡県宗像市役所前発着(6区間、42・195キロ))
 ワコールが2時間17分38秒の大会新記録で初優勝した。ロンドン五輪代表の福士加代子(30)が、3区で野口みずき(34=シスメックス)の持つ区間記録(32分25秒)を更新する32分11秒で11人抜きの快走を見せてトップに立ち、そのまま逃げ切った。12位のエディオンまでが、12月の全日本実業団対抗女子駅伝(宮城)の出場権を獲得した。

 トップと53秒差の12位でたすきを受けた福士は区間新の快走で11人を抜き去り優勝に貢献。「奇跡ですよ。よかった」。11月4日にはニューヨークシティー・マラソンに出場する。テーマは「先頭集団にどこまでつけるか」。昨年の世界選手権覇者エドナ・キプラガト(ケニア)らが出場予定で腕試しには絶好。来年の世界選手権の選考会でもあるが強い意識はなく「那須川、渋井、赤羽、(野口)みずきちゃんと私(の全員30歳代)なら行きたい」とおどけた。来春にも練習拠点をエチオピアやケニアに移すプランもある。「うまくいけばいいけどね。分かりません」と笑った。

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2012年10月29日のニュース