韓国でも人気の遼 Vならず7位「下手くそなだけ」

[ 2012年10月22日 06:00 ]

後半、崩れ通算1オーバーで7位に終わった石川

ワンアジアツアー韓国オープン最終日

(10月21日 韓国・天安市 牛汀ヒルズCC=7225ヤード、パー71)
 11位スタートで海外初勝利を狙った石川遼(21=パナソニック)は69で回り、通算1オーバーで7位にとどまった。石川は前半に4バーディーを奪い、一時は首位に2打差と迫った。しかしインに入って10、11番で短いパーパットを外すなど、3ボギー(1バーディー)を叩いて後退した。首位から出たキム・デサブ(31=韓国)が69で回り、通算5アンダーで優勝した。北村晃一(27=ミッションバレーGC)は71にまとめ、通算19オーバーで60位だった。

 石川は上位進出の勢いが一気にしぼんだ。前半で4つスコアを縮めながら、残り9ホールで失速した。「調子は良かった。下手くそなだけ。本当にもったいなかった」と悔やみ切れない様子だ。

 8、9番の連続バーディーでリーダーボードに首位と2打差と表示された。しかし10番でパーオンできず、約1メートルのパーパットを外した。11番は3パットで連続ボギー。15番はアプローチのミスでボギーとし、狂ったリズムは戻らなかった。

 「チャンスはあるかなと思った。でもこういう経験を積んでいけば、優勝につながる」。石川は失敗の記憶を刻み込み、成長の糧にするつもりだ。

 石川のプレーを見る観衆は多く、韓国でも人気の高さをうかがわせた。「もっと人気が出るように頑張らないと。レベルの高い大会だし、チャンスがあれば来年も出て優勝したい」と締めくくった。

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2012年10月22日のニュース