沙羅 3連覇!シーズン開幕へ新スーツをテストへ

[ 2012年10月22日 06:00 ]

女子で優勝した高梨沙羅の1回目

 スキーの伊藤杯サマーファイナル大倉山ジャンプ大会は21日、札幌市大倉山(HS134メートル、K点120メートルで行われ、女子は高梨沙羅(16=グレースマウンテン・インターナショナル)が130メートル、122・5メートルの合計247・5点で3連覇を達成した。男子は小林潤志郎(21=東海大)が128・5メートル、121メートルの合計244・1点で初優勝。竹内択(25=北野建設)が2位、葛西紀明(40=土屋ホーム)が3位。昨季W杯4勝の伊東大貴(26=雪印メグミルク)は10位に終わり、11月下旬に開幕するW杯の序盤戦に出場せず、国内調整する意向を示した。

 K点越えジャンプを2本そろえて圧勝した高梨だが、笑顔はなし。世界レベルでの活躍を目指しているだけに「風に恵まれたし、1回目は(着地時の)テレマークが入れられなかった」と反省することも忘れなかった。体に密着する基準を従来の0センチから2センチまで許容範囲とするスーツのルール変更に対応するため、今月下旬の秋田・鹿角合宿では、新スーツを試す予定。来月下旬のシーズン開幕に向け、「ベースをしっかりつくって冬のシーズンに向かいたい」と意気込んだ。

続きを表示

この記事のフォト

2012年10月22日のニュース