湿気でボール飛ばず…20位の藍 賞金女王争い窮地

[ 2012年10月22日 06:00 ]

3番でバーディーパットを外す宮里藍

USLPGAツアー・ハナバンク選手権最終日

(10月21日 韓国・仁川 スカイ72GC=6364ヤード、パー72)
 16位で出た宮里藍(27=サントリー)は3バーディー、3ボギーの72と伸ばせず、通算3アンダーで20位に終わった。スサン・ペテルセン(ノルウェー)が通算11アンダーで並んだカトリオナ・マシュー(英国)とのプレーオフを制した。2連覇を狙ったヤニ・ツェン(台湾)は1打差の3位。プロデビューした17歳の金孝周(キム・ヒョジュ)(韓国)は通算1アンダーの25位だった。

 17、18番を連続バーディーで締めくくったものの、宮里の表情には疲労の色が漂った。初日3位の好発進を生かせず、初出場の大会は20位で終了。「長い一日だった。イーブンパーだったけど、3オーバーぐらいした気分」と息をついた。

 日ごとに変わる天候に適応できなかった。1番のアプローチがグリーン手前で止まり「きょうは湿気でボールが飛ばない」と感じ取ったが、距離感の修正に苦労。バーディーチャンスにつけられずボギーが先行し、上位争いに加われなかった。

 今季の出場予定は残り3試合。賞金女王争いではトップの朴仁妃(パク・インビ)(韓国)と約75万ドル(約5900万円)差で、初のタイトル獲得は厳しくなった。「自分が頑張った中で相手が上にいるのは仕方ない。どこまで頑張れるかが大事」。必死に気持ちをつなぐように、強い口調で言った。

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2012年10月22日のニュース