パナソニック経営悪化でバドミントン&バスケ休部検討

[ 2012年9月18日 06:00 ]

 パナソニックが、バドミントン部とバスケットボール部を今季限りで休部させる検討に入ったことが17日分かった。テレビの価格下落で収益が悪化しており、経営合理化の一環としてスポーツ事業を縮小する。

 バドミントン部は、子会社化した三洋電機が80年に創設した。かつては、女子ダブルスで08年北京五輪5位となった小椋久美子、潮田玲子(現日本ユニシス)の「オグシオ」も所属。日本リーグの優勝は15回を数えるなど、強豪として名をとどろかせた。18日からはヨネックス・オープンが始まるが、関係者の一人は「会社から何の打診も受けていないので驚いている」と困惑交じりに話した。

 バスケットボール部は52年に設立し、日本リーグでは13回の優勝を果たした名門。同部のある関係者は「会社の方に確認したところ、“検討はしているけど決定はしていない”と言われた。チームへの影響が心配」と話した。10月上旬の日本リーグ開幕を控え、この日は和歌山市内でリンク栃木とのプレシーズンマッチに臨んだが、試合後は足早に引き揚げ、取材に応じることはなかった。

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2012年9月18日のニュース