室伏選挙問題、年内に裁定…ＪＯＣ理事会で見通し報告

　日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の市原則之専務理事は１８日の理事会で、国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）選手委員選挙で陸上の室伏広治（ミズノ）の当選が無効とされた問題で、スポーツ仲裁裁判所（ＣＡＳ）の裁定は年内に出るとの見通しを報告した。

　ＣＡＳへの提訴理由に関しては（１）ＩＯＣの説明に時系列を含めて事実誤認がある（２）違反とされた行為にＩＯＣとＪＯＣで見解の差がある（３）ＩＯＣが指摘した違反行為の内容と罰則では大きくバランスを欠く―と説明。詳細を記した書類を９月中に提出するという。