藍“９”大叩きから崩れ２６位も前向き「いい１週間」

暴風雨を傘で防ぎながらラウンドする宮里藍

ＵＳＬＰＧＡツアー　全英リコー女子オープン最終日

（9月16日 英国ホイレーク　ロイヤル・リバプールＧＣ＝６６６０ヤード、パー７２）
　今季の目標でもあったメジャー優勝は来季へ持ち越しとなった。宮里藍は最終ラウンドの３番パー４で致命的なＯＢ２連発。３Ｗでの２打目が左からの風に流され、まさかの９打を叩いた。

　「さすがに３番の後は高い集中力を保つのが難しかった」。その後は暴風雨にもさらされ、バーディーのないままズルズルとスコアを落とした。それでも「いい内容の１週間」と戦い終えた表情は明るい。ドローヒッターの宮里にとって、３番に限らず「左からの風の対応」も課題として浮き彫りになり「今後への収穫」と語った。

　「今週はジエの週だった。（順番が）来る時は来るので、私は挑戦し続けるだけ。あとはタイミングが必要」と悔しさは表に見せず、「まずは日本のメジャーでいい成績を残したい」と７年ぶりの日本女子オープン制覇に照準を定めた。