内村 史上3人目の4連覇!着地乱れ笑い取る余裕も

[ 2012年5月6日 06:00 ]

体操NHK杯男子鉄棒で着地を決めたように見えた内村だったがポーズをとった後、後ろに一歩動いてしまい苦笑い

体操NHK杯最終日

(5月5日 東京・国立代々木競技場)
 キングは万全だ。内村が93.300点で遠藤幸雄、具志堅幸司に続く史上3人目のNHK杯4連覇を果たした。

 ほぼノーミスで迎えた最終種目の鉄棒。着地を決めたはずが、大きく一歩後ろに動いて苦笑いを浮かべると、観衆からも笑いが漏れた。「鉄棒で笑いをとってしまって、ちょっと納得いってない」と言いながらも「いい形でロンドンにつなげられた」と本番前最後の実戦に手応え十分だ。

 世界選手権の個人総合で3連覇し金メダルが確実視されているが、プレッシャーとは無縁。「期待してもらっているのを倍返しにして返したい」と自信満々だ。最大のターゲットはアテネ五輪以来となる団体総合での2大会ぶりのV奪回。「団体の決勝でも6種目出ることになると思う。一つのミスも出さず、着地もまとめたい。ボクが引っ張る」とエースの自覚を見せていた。

◆NHK杯男子結果◆ 
(1)内村 航平(コナミ)93.300
(2)山室 光史(コナミ)91.550
(3)小林 研也(コナミ)90.200
(4)加藤 凌平(順 大)90.000
(5)田中 和仁(徳洲会)89.900

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