18歳藤田6T!エディージャパン106点大勝

[ 2012年5月6日 06:00 ]

<日本・UAE>前半11分、左中間にトライを決める藤田

 ラグビーのアジア5カ国対抗は5日、福岡市のレベルファイブスタジアムで行われ第2戦の日本代表はUAE代表から16トライを奪って106―3と大勝しエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(52)の国内初采配を勝利で飾った。18歳7カ月27日で日本代表史上最年少キャップを獲得したWTB藤田慶和(18=早大)は前半11分に初トライを決めると後半に5トライを重ねて計6トライの大活躍だった。

 期待の新星がど派手な代表デビューを飾った。藤田がチーム最多となる6トライ。「6トライは小学生で取ったことがあったかな。いいパスをくれた仲間に感謝です」。18歳のあどけなさが残る顔に笑みがはじけた。

 16トライの猛攻は、藤田の個人技から始まった。前半4分、50メートル6秒1の快足を飛ばして自陣ゴール前から相手を次々と抜き去った。独特の大きなストライドで約80メートルを独走。1分後のCTB立川の先制トライにつなげた。同11分には代表最年少トライ。母校の東福岡・谷崎総監督らが観戦する中、後半はさらに5トライと爆発した。

 後半29分に桑水流が日本代表通算1000トライを決めるなど106得点の圧勝。その中心にいた藤田は「これで満足したら終わりだから」と言った。目標は15年W杯イングランド大会。藤田がその第一歩を力強く踏みしめた。

 ▼エディー・ジョーンズHC 前半はルーズなところが多かったが、後半で修正できた。攻撃の形も見えた。藤田はエンジョイできたのでは。非常にスマートで、今後も伸びていくと思う。

 ◆1000トライ 5日のUAE代表戦後半29分にFW桑水流裕策(26=コカ・コーラウエスト)が決めたトライは日本代表テストマッチ通算1000本目となった。

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