稀勢の里、関取衆相手に圧倒34勝4敗も“あと三絞り”

[ 2012年3月1日 06:00 ]

ぶつかり稽古に熱が入る稀勢の里

 大相撲の大関・稀勢の里(25)が29日、大阪市内の鳴戸部屋で稽古を行い、春場所(11日初日、大阪府立体育会館)に向けて順調な仕上がりをアピールした。

 関取衆との申し合いでは34勝4敗。稽古終盤は弟弟子の幕内・高安に対し、立ち合いから一気に土俵外へ突き出す“電車道”の相撲で終始圧倒し続け「突くことでリズムが出る。最後の方は良くなってきた」と手応え十分だった。それでも番数については「まだまだ」と不満げで「あと“三絞り”ぐらい」と初日まで残り10日間でラストスパートをかけるつもりだ。

 母校の長山中(茨城県龍ケ崎市)では「稀勢の里資料室」が5月までにつくられることが正式決定した。2月中旬に同校の富永保校長が鳴戸部屋を訪れて交渉し、稀勢の里が快諾。故郷の大きな期待を背負い、念願の初優勝を目指す。

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2012年3月1日のニュース